CD再生は正確に行われていることを確認する

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概要

CDプレーヤーのデジタル出力(S/PDIF出力)を、PCでデジタル録音し、リッピングしたファイルとデータ的に比較します。

方法

使用機器・録音ソフト

録音に使用した機材の画像 CDプレーヤー:MARANTZ CDR630

PC:自作(Core2Duo 8400E、Windows7 SP1 32bit)
オーディオインターフェース:Roland Quard-Capture(UA-55)
録音ソフト:efuさん作 WaveSpectra1.51

これに限らず可能です。一例とお考え下さい。

録音

録音に使用した機材の画像 CDプレーヤーのデジタル出力(S/PDIF出力)とオーディオインターフェースのデジタル入力(S/PDIF入力)をAV用の安価なケーブルで接続しました (^^;;

WaveSpectraが起動したばかりの画像 WaveSpectraを起動したメイン画面です。
右上のWaveSpectraのセッティングボタン画像ボタンを押して、設定画面に入ります。

WaveSpectraのセッティング画像 [再生/録音]タブの、
[ドライバ]を[WASAPI]、
[録音デバイス]に[3-4(QUARD-CAPTURE)]、を選び、
[ファイルへ同時録音する]にチェックして、
設定します。

フォーマットは、もちろん、44100s/s、16bit、stereo、です。

WaveSpectraの録音WAVE保存先設定画像 メイン画面で、WaveSpectraの録音ボタン画像ボタンを押し、録音を保存するフォルダーとファイル名を指定すると、録音が始まります。

WaveSpectraで録音中画像 CDプレーヤーで再生すると、波形が現れます。
今回は3曲目を再生しました。

再生が終わったら、WaveSpectraの録音停止ボタン画像ボタンを押し、録音を停止します。CDプレーヤーの再生も停止します。

WaveCompareで比較してる画像 WaveCompareで、録音したファイルとリッピングしたファイルを比較します。

2つのファイルの音声部分が同じことがわかります。

リッピングしたファイル同士を比較する場合とちょっと違うのは、[比較開始点]で[一致点を探す]にもチェックしておくほうがいいことです。CDプレーヤーを操作した際にノイズが入って来ることがあるので、それを無視するためです。
[一致検出サンプル数]はとりあえず標準の200でいいでしょう。

まとめ

CDプレーヤーからのデジタル出力とリッピングしたファイルがデジタル的に同じことを確認しましょう。
案外、簡単でしょ(笑)。

同様に、PCのデジタル出力を録音すると、ASIOやWASAPI排他モードなど、ビット・エクザクトな出力の実際を確認できます。

使用するサウンドデバイスについて (2014/2/18 追記)

基本的には、以下のようなのでいけるはずです。

  1. ハード的に正確な入出力ができるサウンドデバイスを選ぶ。
  2. 他の入力とミックスしない。
  3. サンプリングレートや音量調整などの変換をしない。
Device OS SoundDriver
MME DirectSound WASAPI
Roland Quard-Capture Win7 × ×
WinXP -
Roland UA-1EX Win7 × ×
WinXP -
Win2K -
M-Audio TransitUSB Win7 × ×
WinXP -
Win2K -

○ → 一致
× → 不一致

MMEやDirectSoundが不可解です、過去のOSでは一致したのに、Windows7では一致しなくなりました。録音もAudio Engine でミックスしてしまうようになったのでしょうか??


juubee's おぼえがき © by juubee アドレス画像 作成 2013/10/16 最終更新 2014/11/13