リッピングソフトのメモリー消費とCPU使用率

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はじめに

(リッピングソフトが直接関係してるかどうかは置いといて 笑)、CDコピーで光学ドライブやCD-Rが重要な要素であるように、PCオーディオでオーディオデバイスが重要な要素であるように、ソフトでも、間接的な影響しかない?OSの軽量化より、実行するソフトのほうが直接的な影響があるのではないかと考えています(実際は、アプリケーションソフトの下部でOSも動くわけですが・・ ^^;;)。

ソフトの中身がどうなっているのか、どのような動作をしているのか、どのような動作が適切なのか、筆者にはさっぱりわかりません。が、音の比較だけしていても何も見えてこないので、なんらかの基準になればと、やってみました。

方法

音楽CDを各ソフトでリッピングし、リッピングのメインプロセスおよびサブプロセスのCPU使用率と消費メモリーを計測します。優先度は通常です。

リッピングするのは2トラック、計11分をWAVにします。特に明示しない限り、リッピング速度は最大速です。CPUがCore2Duo E8400ですが1コアのみ使用、マザボはASUS P5Q Pro Turbo、MMは4GB、OSはWindows7 Home SP1 32bit。

パフォーマンスモニターでログを採り、グラフ化します。項目は、Processor Time、Working Set、Working Set-Private、の3つとしました。採取間隔は1秒です。サブプロセスも合算してグラフ化します。
新規にデータコレクターセットを作成すると、デフォルトでは1分しか採取しないので、変更しましょう(笑)。

左の画面にEACが表示されていますが、もちろん、EACが起動していないと表示されません(笑)。dBpoweramp CD Ripperではリッピング時にしか起動しないサブプロセスもありました (^^ゞ

ソフト 採取プロセス
Exact Audio Copy EAC.exe
dBpoweramp CD Ripper CDGrab.exe、conhost.exe、CoreConverter.exe
Music Bee MusicBee.exe
CD Manipulator CdManipulator.exe
CDex Cdex.exe
CDDA2WAV cdda2wav.exe が2つ
Windows Media Player wmplayer.exe
iTunes AppleMobileDeviceHelper.exe、conhost.exe、distnoted.exe、iTunes.exe

conhost.exeなどは他のソフトで起動しているものもあるし、iTunesのように複数起動している場合もあるので、注意が必要です。ま、今のところ、サブプロセスは大勢に影響ないように思われますが・・(笑)。

結果

ソフト起動後10から20秒してリッピング開始、リッピング終了後10から20秒してソフト終了させてます(最初のEACを参照)。ソフトによってリッピング速度が違います。すみませんが時間でお察っし下さい (^^;;

ExactAudioCopy ExactAudioCopy

ExactAudioCopy メモリー消費は標準的?なところですが、CPU使用率が高いですねぇ。
dBpowerampCDRipper dBpowerampCDRipper メモリー消費が不思議な挙動を示します。
musicbee musicbee メモリー消費、CPU使用率、ともやや高めですかね。
CD Manipulator CD Manipulator メモリー消費は少ないですが、CPU使用率が高めですね。
CDex CDex なかなかいいんじゃないでしょうか。
CDDA2WAV CDDA2WAV さすがですね。CUIだからかな(linuxで常用してる贔屓もあり 笑)。
WindowsMediaPlayer iTunes WMPは意外に標準的でした。iTunesは使わないほうが良さそうですよね。


juubee's おぼえがき © by juubee アドレス画像 作成 2014/1/4