フライホイールを作ってみる

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フライホイールの画像 こんなのです。

PLEXMASTERにはフライホイールを持ったのがあります。我々一般ユーザーの試みとしては、以前、TADSINさんがwebcomsで報告されたのを覚えています。筆者も以前、PX-R820T用に作ったことがあり、今回はCDU948S用です。

なお、おわかりと思いますが、せっかく作っても、普通のパソコン用光学ドライブでは使えません。トップローディングに改造されているドライブ用です。

作り方

フライホイールの作り方概要 (もちろん使用済の)CD-Rメディアと、(キャディーから取り出した)センターキャップを張り合わせました。
フライホイール付きセンターキャップです。

エポキシを塗った両者をなるべく正確な位置に合わせた後、CDU948にセット、スピンドルモーターを回転させながら、左の画像のような外周4ヶ所を指で軽く押さえながら、より正確な位置を出しました。
その後、エポキシが固まるまで放置します。

と書くと聞こえはいいですが、押さえすぎると回転が止まるし、力の入れ具合によっては外れてしまうし、冷や汗ものでした (^^;; 確かTADSINさんはドライバーの微妙な出し入れで行われたと記憶していますが、筆者も試してみたもののうまくいかず、この方法になりました。
なお、両面テープで張り合わせてもみましたが、位置が正確でないようで、回転を始めても止まってしまいました。PX-R820Tでは両面テープで成功していますが、スピンドルモーターのトルクの違いでしょうか??

使い方

フライホイールをドライブにセットしたところ 普通のセンターキャップの代わりに使います。

上が今回作ったフライホイール付センターキャップ、下が焼きたいCD-Rメディアです。

測定

TAOで4回書き込み

TAOで焼いたのをPTPでJitter測定 4曲計16分の音楽を4回、1枚のCD-Rメディアに等速で書き込みました。順に、フライホイール無し、有り、無し、有り、です。

ソフトはいつものCDRECORDを用い、セッションを閉じないTAO焼きで、最後に閉じます。メディアは太陽誘電32倍速旧タイプです。
測定は、Windows2000環境のPlextoolsProfessional2.36で、ドライブはPremium2です。

フライホイールを用いると、ジッターのぶれが少なくなっています。

TAOで焼いたのをPTPでエラー測定 (よくわかりませんが)エラーレートに大きな変化はないようです。

有り無しでそれぞれ1枚づつ書き込み

フライホイールを使わないで焼いたのをPTPでエラーレート測定 フライホイールを使って焼いたのをPTPでエラーレート測定

(1回だけで止めましたが)PlextoolsProfessionalのエラーレート測定では、違いはないようです。

フライホイールを使わないで焼いたのをでCDSPEEDでJitter測定 フライホイールを使って焼いたのをCDSPEEDでJitter測定 (1回だけで止めましたが)CDSPEED4.75のJitter測定です。ごくごくごく僅かに、フライホイールを使ったほうが良いような気もします。しかしながら、この測定をほとんど行なったことがないので、バラツキの程度もわからず、これで有意差があると言えるのかどうかわかりません(数を増やす必要があるでしょうね) (^^;;

測定ドライブはAOPENのCOM5232/AAH PROです。

記録面を目視

フライホイールを使ったほうは、少し筋が見えます。使ってないほうはほぼ見えません。

音質

クリアです。音離れが良いというか、音が飛んでくるというか、立体的に聴こえます。高域が少し伸びており、低域がよく弾みます。音圧も少し上がっています。

しかしながら、少しノイジーです。元々、コピーしたCD-Rは音楽CDと比べるとちょっぴりノイジーなところがありますが、耳につくようになりました。高域が伸びたためにかえってノイジーに感じるのか、ノイジーなので高域が伸びたように感じるのか、はわかりません (^^;;

まとめ

ノイジーなところを我慢するか、改善できれば、好みの音には違いありません。しかしながら、記録面の筋は、あまりよろしくないことを示しているようです。もっとマシなフライホイールを作れば解決するのか、スピンドルモーターに負担がかかるのでダメなのか、なんとも言えないところです (^^;;


juubee's おぼえがき © by juubee アドレス画像 作成 2013/5/28