測定9 「暁のラブレター現象」を再現してみる
特殊な音声ファイルを焼くと酷いことになるドライブもある、という、CD-R実験室さんにより広く知られ命名もされた、表題の現象を取り上げます。
Premium2が到着したのですが、あいにくこのドライブでも発生するらしいので、エージングも兼ねてやってみることにしました。
書き込みドライブ Plextor Premium2 (1.01) 8x CLV
メディア BenQ 52x
測定 BenQ DW1640 (BSOB) + Nero CD-DVD Speed 4.50 12x CAV
まず、確認
CD-R実験室さんの「餅は餅屋?」中のerror.rarを拝借し、Waveファイルにしたものから焼いています。
見事に発生しています(^^;;
SoundEngineで見てみると
何も見えません(^^;; レベルが低すぎるようです。そこで、音量を上げてみると

なにやら波形が現れました。横軸の単位は”秒”です。
以前、某所で、「極低周波のしわざ」というのを耳にしたので、このあたりから攻めてみることにします。
音量を上げずに直接見ると
テストWaveファイル作成
ここからは、上記を参考に、
1、極低周波&極低音量のSIN波のWaveファイルを作る。
2、CD-Rに焼いて測定する。
というようなことをやっていきます。
周波数は1Hz固定、音量を変化させました
音量が、-10db、-20db、〜 -60dbまで、各10分のWaveファイルです。
-50dbだけが異常です。もう少し細かくみてみることにします。

周波数は同じく1Hz、音量を-40dbから2dbステップで下げてみました。
各5分のWaveファイルです。
音量は-55db固定、周波数を変化させました
1Hz〜20Hzまで、各10分のWaveファイルです。
まとめ
PCMの限界近辺の極低周波&極低音量で発生するみたいです。ミキシングのミスで音と違う何かが紛れ込んだような気もします。エラーが中途半端な場合もあるようですからBetaも測るべきかもしれませんが、もうだいたいわかったので、このへんで止めておきます。