ライティングソフトによる音の違い

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一般的には、あまり大きなものとは思われていません。それどころか、変わらないと思っている方がほとんどでしょう。筆者も、始めて間がない方には気にしないよう答えてきました。すでにLinuxに移行しソフトはCDRECORD以外の選択肢がほとんどないという状況なので、Windowsソフトはちょっとモチベーションが低いのですが、お気に入りソフトのしがらみもなく?、気楽にやってみました。

実際に確認してみると、思ったより大きいものでした。そして、それはPCのパフォーマンスとかなり一致しているように思われました。 今回対象にしたライティング・ソフトでは、CD Manipurator2.70が最も良く、Nero7が最も悪い、という結果でした。
ですが、もっと大きな見地からみれば、あまり大きな違いはなく、最初はあまり気にしなくて良い、と言えそうです。

(2009/12/11 追記)
ソフトの違いより、まず Burn-Proof を OFF しましょう。Plextor系ソフトでは、PoweRec を OFF しましょう。かなり音に影響します。逆に言えば、Burn-Proof を OFF できないライティングソフトを選ばないことです。フリーソフトに多いですね。

パフォーマンス測定

主な環境

CPU -> Celeron1.0A
M/B -> ASUS TUSL2
DRIVE -> Plextor PX-W5232TA(Premium) SecondaryMaster。専用電源として、コーセルの汎用スイッチング電源。
OS -> WindowsXP Pro SP2 日本語版(不要サービス停止など含む)
Nero7は体験版を使いました。

測定方法

ライティングソフトを起動、書込み開始ー終了、ソフト終了、までの、CPU使用率、メモリー使用量を測る。
書き込むのは1曲。3分3秒のWAVE。4倍速書込み。
測定ソフトは、CRN Monitor 1.01。skinに"simple"を使用。1秒毎にログ出力し、EXCELでグラフ化。

(タスクマネージャーはログ出力できなさそうだし、パフォーマンスモニターは使いこなせない・・(^^;; )

測定結果

左軸にメモリー消費(MB)、右軸にCPU使用率(%)、下軸は開始からの秒。
主に、ソフト起動、Lead-in、データ書込み、Lead-out、ソフト終了、の時間帯があります。
iTunesではCPU使用率が跳ね上がってるあたりがデータ書込み時間帯のようです。なお、操作時間や書込みを始めるまでの時間には若干の違いがあります(笑)。

(virtual memoryはタスクマネージャーのコミットチャージ、physical memoryは物理メモリー使用量に該当するようです。)

NERO7 4x書込み時のパフォーマンス PTP2.36 4x書込み時のパフォーマンス ExactAudioCopy0.9b4 4x書込み時のパフォーマンス ExactAudioCopy0.9b4 CDRDAOエンジン 4x書込み時のパフォーマンス iTunes7 4x書込み時のパフォーマンス Zulu2 4x書込み時のパフォーマンス Cdrecord2.01 4x書込み時のパフォーマンス CD Manipurator2.70 4x書込み時のパフォーマンス WindowsMediaPlayer11 8x書込み時のパフォーマンス
WMP11は書込む前にイメージを作ったようです。また、"低速"指定の結果は8倍速書込みでした。

試聴

主な環境

測定と同じ。ただし、
WindowsXP Proは主に英語版(不要サービス停止など含む)、ドライブは主にPremium2で4倍速書込み。
EACでリッピングしたWAVEファイル12曲分を、それぞれのソフトで書き込む。

試聴結果

大雑把には、メモリー消費が少ないほど音が良いようです。CPU使用率の影響は感じませんでした。もっと適切な値があるのかもしれません。
メモリー消費量によりいくつかのグループに分かれます。
1、非常に少ないソフト(CD Manipurator、Cdrecord)
2、そこそこ多いソフト(PTP、EAC、iTunes、Zulu2)PTPは3に近いかも
3、非常に多いソフト(Nero7)
virtualとphysicalのどちらを見ればいい?かはよくわかりません(笑)。

CD Manipuratorは突出していました。オンザフライできないのが惜しいです。
Nero7は悪すぎでしょう。プレーヤーソフトの書込み機能にさえ劣ってしまいます。また、NM〜という大きな2つのプロセスを常駐させるのも困りものです(iTunesも2つのプロセスを常駐させますが)。
WMP11もなんとかなるように思うので、"低速"などの粗い指定でなく、4倍速が指定したいものです。

おわりに

ライティングソフトはエンジンだけじゃなくトータルで考えないといけないような気がします。
こういう測定で良いのかどうか、検討の余地はあると思いますが、測定結果と音質評価がほぼパラレルになり驚いています。傲慢かもしれませんが、測定すれば音質がわかるような気さえしています。片っ端から測定したい衝動に駆られますが、なにせもう最新バージョンはほとんど持っていませんので・・(笑)。

じゃあ、肥大したOS+CD Manipurator vs 肥大する前のOS+Nero7、はどうなの?、という疑問も出てきます。XPも日本語版より英語版の方が良かったです。まあ、ぼちぼちと・・。最初はこんなページ作るつもりじゃなかったんですけど (^^ヾ


参考

測るぐらいは簡単ですから、気侭に測定して掲載します。最新バージョンでないものもありますし、発売時期も違うのでご注意下さい。

B's Recorder Basic 4x書込み時のパフォーマンス NERO5 4x書込み時のパフォーマンス EasyCDCreator5 4x書込み時のパフォーマンス WinCDR7 4x書込み時のパフォーマンス DiscJuggler4 4x書込み時のパフォーマンス CDRWIN4.0C 4x書込み時のパフォーマンス DeepBurner1.8 4x書込み時のパフォーマンス Burn4Free2.7 4x書込み時のパフォーマンス ディスクメディエーター呉葉0.62 4x書込み時のパフォーマンス

juubee's おぼえがき © by juubee アドレス画像 作成 2006/12/5 最終更新 2009/12/11