PX-R820Tをお試しリジッド化

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注意)ドライブ改造はリスクが非常に大きいです。壊してしまって、もう二度と動作しないかもしれません。試される場合は十分にご注意下さい。


CD-Rドライブのリジッド化はもう何年も前にTADSINさんが始められ、webcoms資料室のHiFi CD-R Galleryにもいくつか出展されています。その後多くの方により行われ、クロック換装と共に(ディープな^^;;)ドライブ改造の定番になったような感があります。また、R.さんはセミリジッド化というややライトな方法を提案されています。

3端子レギュレーターの電源を作るとき参考にさせていただいたすけいらさんのHPに、PCのCD-ROMドライブ infra52を使ったトランスポートの記事があります。それを見て以来ずっと、Rドライブでもやりたいと思っていたので、バネ部だけを改造して5インチベイに収めようとは端から思っていませんでした。どうせ外付けなんですから。

とはいっても、TADSINさんみたいなきれいな仕事は難しいし、考え出せばきりがないので、とりあえずのお試しバージョンというスタンスで始めてみました。

お試しリジッド化改造

ばらす

PX-R820Tを分解した画像 必要なのは、この2点だけ。
(完成してから撮影したので、当初にはない穴やペーパー跡があります。)


スピンドルモーターとシャーシーの取り付け

スピンドルモーターとシャーシーの取り付け画像 ・スピンドルモーター
元々、スピンドルモーターが付いている基盤を、3つの突起に乗せて、中を2本のビスで押さえつける、という構造になっていました。つまり、大部分は浮いていました。突起の内2つはビスなので、傾きを調整する役目もあったようです。
今回、固定の強固さを優先したので、それらを廃し、1mm厚のアルミ板をスペーサーとして挟み込みました。下部の配線面側にテフロンシートを敷き、それらを3mm厚アルミで固定しました。

・シャーシーの取り付け
3mm厚アルミに、下からネジで取り付けます。


上から見ると

R820T中心部を上から見た画像 こんな感じです。

余分な穴も空いちゃってますが・・(笑)


電子基盤の取り付け

R820T基盤を取り付けた画像 基盤は20mm長のスペーサーで取り付け


足をつけました

R820Tお試しリジッド化に足をつけた画像 8mm径、35mm長のステンボルトをつけました。


こんな感じで使います

こんな感じで使う画像 そのままでは軽いし、光は入るし、なので、木の蓋をかぶせ、重しを乗せて使っています(なるべく、夜に使います ^^;;)。

リジッド化すると振動に弱くなるので、重量で押さえ込む必要がでてきます。本来はどっしりしたベースに取り付けるべきです。



測定

R820Tお試しリジッド化をCD/DVD Speedで測定した結果の画像 誘電32倍速メディアに等速で焼いたものを、DW1620+CD-DVD Speedで測定してみました。

後半はそれなりですが、前半がいまいちでした。


感想

皆さんおっしゃるように、いわゆる足腰がしっかりした音になりました。中〜低域が明確になり、低域が伸びます。もともと厚い音のドライブなので、なかなか見事です。
特性的には悪くなってしまっています。ドライブ改造とは、こういったことと背中合わせの行為なのかもしれません。

アルミではやはり取り付けに不安があります。ネジ穴を切ったは良いのですが、締め付けをほどほどにしないとネジ目を潰してしまいます。実はスピンドルモーター付近の1つはインチネジです。3mmJISネジのを潰してしまった苦肉の策でした(笑)。

取り付け以外で気になった点
・発振器がセラロックであること。
・電源部がスイッチング電源のようだ。

今後どういうふうに展開させるか期待も膨らみますが、しばらくはこれで楽しみたいと思います。バラック好き?の筆者のことですから、ずっとこのままかも知れませんし・・。
最後に、先達のTADSINさんに感謝申しあげます。そのご苦労がなければ、安心?して分解できませんでした。



juubee's おぼえがき © by juubee アドレス画像 作成 2005/5/4 体裁改訂 2008/1/15