CDデュプリケーターを使う
PCを使った音楽CD-R作成を詰めていくと、ハードもソフトも必要最低限が良いことが次第にわかってきて、オーディオ・レコーダーが気になってきます。専用の設計をして、しっかり作り込めば、PCで行うより高品質のCD-Rができそうに思えます。
PCは余分なものが多すぎますし、それを除くことはほとんど不可能です。次第に高スペックになっていくPCはオフィス用途でさえ、持て余します。
そう考えた時、お高〜いオーディオ・レコーダーまでは手が届かないものの、デュプリケーターが非常に気になりました。ハードもソフトも究極の軽さだと思えたからです。ケース、電源込みで販売されているものはとても買えない値段なので、デュプリケーター本体部分だけのを捜しました。
結果、ATAPI用はあまり低速で書けないようだし、筆者はSCSIメインなので、SCSIドライブ用にしました。これらの製品は古く、旬はとうに過ぎていて、この記事も役立つかどうかわかりませんが、参考程度ということで御覧下さい。
接続方法は3つともまったく同じで、CD-ROMドライブとCD-R(W)ドライブを繋いだあと、ケーブルの端に接続します。もう片方の端もターミネートが必要です。デュプリケーターの電源はケーブルから供給されるので、別途用意しなくて良いです。
使い方はごく簡単で、元CDと生CD-Rメディアを入れるだけです。入れると自動的にコピーが始まります。速度指定があれば、メディアを入れる前に行った方が良いでしょう。わざわざPCを立ち上げなくても良いので、非常に手軽です。
まとめ
デュプリケーターは基本的に、早く複製を作るようにということでできているように思えます。音質を考慮しないのが普通ですよね(^^ゞ というわけで、特に痛いのが、いづれも読み速度がMaxになってしまうことです。
音の全般的傾向として、やはり、PCを使った音とは一線を画します。高域のヌケが素晴らしく良くて、非常に生々しく聴こえます。一時期真剣にPCでのライティングを止めようと思った程です。でも、良く聴くと低域の芯が曖昧で物足らなく思えたので、泣く泣く諦めました。
もちろん、このあたりの判断は、人それぞれだと思います。
その後(2005/10/18)
当時は、P6世代CPUを使っていましたが、P4世代を使うようになって生々しさでもデュプリケーターと同じぐらいになったんじゃないかと思います。