白山

2012/8/11--12 
登り:砂防新道 - 黒ボコ岩 経由で 5.5時間
下り:展望歩道 経由で 4.5時間

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登山口で既にぱらついていたが歩き出して30分でかなりの降りとなり、雨具着用となった。山に慣れないメンバーなので不安がよぎったが、事前に作成したパンフ効果か、全員ザックカバーまで持参という準備の良さである。「ここ3週間は天気の良い日が続いて雨なんか降らなかったのに雨男は誰だ」などの話題で歩くと、30分で治まり雨具を脱いだ。逆に、半袖短パンでは寒いくらいだ。今回、白山は初という3人をガイドしての登山である。

中間地点となる甚ノ助ヒュッテが少し早いと思ったら、旧の少し下に新築されていた。避難小屋としても便利で綺麗にはなったが、近くに旧々跡もあるのに、自然保護の観点から大丈夫なのかしらん。弥陀ヶ原に出たが、眼前に広がるはずの高原も頂上もガスに埋もれていた。今後寝るまで繰り返し何回も、「晴れていたら・・」と筆者がのたまうことになる(笑)。室堂に到着後、雨になり、寝るまでのほとんどを屋内で過ごした。

夕食前に(おかしいな)と思って見ると、なんと、筆者が履いている登山靴のソールが剥がれかけている。それも左右同時に起こるとはついてない。細引きで結んでみたが、効果が感じられない。このままでは明日は大変なことになる。恥を忍んで室堂スタッフに相談すると「おまかせ下さい」との力強いお返事。後で取りに行くと、片足あたり15本ほどのビスがねじ込んであった(今後はビスも標準装備にしよう)。

これだけ雨が降っては、ご来光(頂上で拝む日の出)は無理だろうと諦めていたが、翌朝、登頂の太鼓の合図に促されて外に出ると、晴れ!!。と言っても、まだ星がまたたいている。寝起きに慣れない皆をせついて、登頂。お日様の顔が出たのが北アルプスの山からではなく雲からだったことを言うのは贅沢というものだろう。昨日の雨と天気予報が嘘のような展望である。

その後、お池めぐりをして、朝食。展望歩道経由で南竜ヶ馬場。靴底のビスがじゃりじゃりして、なんだかアイゼンを履いているような、蹄鉄を打たれた馬のような、気分である。南竜の河原で鍋のラーメンを皆でつついて早い昼食。下界の暑さがこたえる頃にはふたたび曇って、涼しく快適な下りとなった。
帰りに、白峰温泉の総湯をおごって先輩風を吹かせることにした。


juubee's おぼえがき © by juubee アドレス画像 作成 2011/11/16