護摩堂山

2010/3/20 
上り 谷峠から 3時間  下り 1時間

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しばらく山へスキーに行っていない。子育てによるブランクが長すぎたと言えばそれまでだが、50を超えて体力に自信が無くなってきた不安もある。4年前に新調したスキーも山用*1にしたが、ゲレンデは滑っても山へはまだ一度も行っていないのだった。が、ようやくその気になった(笑)。

ブランクの間に山も人が多くなったらしく、東山森林公園の前には車が10台ほど並んでいた。取立山へ行くのだろう。のんびり行きたいので、もう少し上った峠付近の旧登山道沿いにゆるやかに上るプランである。何回か来ているが、雪上ハイキングといってよい比較的楽なコース(のはず)だ。8時半に登山口着。駐車スペースに2台止まっていたが、登った跡はなかった。取立山からの下山用にデポ?したのだろう。9時から登り開始。

踏み出すと、久しぶりの雪の林に心が洗われるようだった。ウサギなどの足跡もある。人に会わない静かな山も好みである。が、そんなに甘くはなかった。雪の上りはシール*2をつけていてもきつく、春の日差しは燦燦と降り注ぐのでとても暑い。汗まみれになりながらも休憩が非常に多くてはかどらない。ブランクと体力の問題は大きかった(^^;;
途中、林道を上がってきたテレマーカー3人と長靴!の人に追い抜かれる。無積雪期と違って好きなコースが採れるのが積雪期の面白さだ。ゆるやかなので雪崩の心配もない。ただ、来ない間に杉の木がすっかり大きくなっていてスキーの邪魔ではある(笑)。

ようやく山頂に到着。晴れていて360°のパノラマだ。白山もきれいに見える。風が強いので風下に下ったところで先の4人と昼食。焼きウィンナなどご馳走になった。30°ぐらいの斜面でテレマークの滑りを披露していただく。非常に上手い。歩くのが楽そうなテレマークに憧れているがいまいち踏み出せない筆者なのだが、いろいろ教えていただいた。

いよいよ滑り。午後1時の日差しに暖められた雪はあまり滑らないが腐っても*3いず、それなりに滑りやすかった。久しぶりにしてはまあまあである。ゲレンデみたいに上手にターンできないが、とても楽しい(^^ヾ 惜しみながらゆっくり滑っても1時間で降りてしまった。

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*1 山用のスキー
ゲレンデスキーとの大きな違いは、歩きやすいように踵が上がるようになっていること。アルペンスキーとテレマークスキーがある。前者は滑る時に踵が上がらないように固定して滑るが、後者は踵を固定しないまま滑る。筆者のはアルペンスキー。

*2 シール
スキーの裏に張る植毛された滑り止め。ちなみに、「雪山賛歌」(アメリカ民謡・西堀栄三郎ほか作(訳?)詞)の2番にある”シール外してパイプの煙〜♪”のシールはこのシールのこと。だんじて、新品パイプの未開封シールではない(笑)。元々はアザラシの皮の意だそうである。

*3 腐れ雪
一旦硬くなった雪がお日様に照らされて深くもぐるようになってしまった雪。粉雪と違って重く、スキーのズレ操作がほとんど出来ないのでやっかいだ。時期、時間帯、斜面の向きなどを鑑み、なるべく滑りやすい斜面にあたるよう山行プランを立てることが大事なのだが・・。


juubee's おぼえがき © by juubee アドレス画像 作成 2010/3/22