白山

2008/10/11〜13 
(1日目)上り 砂防新道 5時間
(2日目)下り 中宮道をゴマ平ヒュッテまで 6時間(休憩たっぷり)
(3日目)下り ゴマ平ヒュッテから中宮温泉 4時間 麓を自転車で40分

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連休は白山に行くことにした。中宮道は静かな山歩きのいい思い出がある。妖精が住んでいるのではないかと思わせるブナ林もあった。困ったのは山麓のバスで、以前より便がなくなっている。降り口の中宮温泉からの帰りがない。ローカルバスもあるが休日は休みだという。予約すれば運行するというがそこまではしたくない。考えた結果、つなぎに自転車を使うことにした。

1日目
朝5時起床。6分発。中宮温泉駐車場トイレ裏に輪行袋に入れた自転車を置き、瀬女 道の駅まで引き返す。7時40分の金沢発直行便に乗り、別当出会に8時50分着。早朝からぱらついていた雨もやんだ。9時に登りだす。連休だから、まあまあの混雑ぶり。今回はダブルストックでの歩行にしてみた。慣れないのでストックを突く場所を探すのが煩わしいが歩き自体は楽だ。最初から歩くペースを掴んだ。だがスピードはない。歳のせいかな(笑)。

甚ノ助ヒュッテまで来ると紅葉がきれいだった。陽が射してきたので寒くはない。夏とは違い、甚ノ助でもゆっくり休める。直登の黒ボコ岩コースで一気に登る。弥陀ヶ原でたっぷり休息を取った後、室堂には2時着。一瞬、娘からのメールが入ったが返信はできなかった。あたりまえだが電波状態はほとんど期待できない。今回は楽に過ごそうと室堂で自炊はしない。食堂で2時間ほど、手持ちのみかんを食べ、ぜんざいとビールを頂き、池波正太郎の文庫本を読んで過ごした。
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2日目
御来光を拝みに行く連中の騒ぎを無視して、ようやく6時に起床。朝ご飯をいただいて7時に出発。霜柱があちこちにできている。氷も張っている。昨日と同じ服装だが歩いているので寒くはない。大汝峰のふもとで岐阜県側に折れ、いよいよ中宮温泉への長い下り(20km)が始まる。と言っても、今日の工程は10kmと短い。のんびりする時間はたっぷりある。最初の急な下りで、思わず絶句。眼下のお花松原(という名前の場所)が紅く染まっている。なんという景色だろう。天気が良く、剣から御岳まで一望に見渡せるのは白山ではあたりまえ?のことだ。この後も延々と紅葉が続き、飽きるまで眺めては少しづつ進んだ。ゴマ平ヒュッテには1時着。
集まった4人で宴会中、女性2人組が到着。その後なんやかやで結局15名に。2人だけで過ごした静かな前回が嘘のような賑わいだった。改築&移設で、水場が非常に近くなったのがうれしい。おいしい水だった。

なお、写真がいまいち鮮やかでないのはコンパクトカメラもしくは筆者の腕前のせいであって景色のせいではない。記録を鮮やかに残せなかったのが残念だ。
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3日目
5時20分起き。朝ご飯を炊いて食べ、6時発。静かに歩きたかったので騒がしい連中より先に出る。昨日は展望が良かったが今日は樹林の中の歩きだ。日は昇っているが中まで十分届くにはまだ間がある。朝の静けさ。次第に朝日が及んでくる。暑くなり始める。シナの木平小屋を過ぎると快適な道が多くなり最後の4キロは1時間で済んだ。ダブルストックは非常に効果的で、これだけ降りが続けばどうしても痛くなる爪先は快適だった。膝の負担も少ない。それでもヘトヘトで、中宮温泉には10時着。

ゆっくり休みたかったが、おやきの1個売りがなかったし、(実際はわからないが)自販機の飲み物が古そうだったので断念。そそくさと、妻から借りたロードレーサーに車輪をはめて、GO! 最初の急坂はスピードで危うくコケそうになったが、その後は快調で、下山でびっしりかいた汗が気持ちよく大気に蒸散していく。概ね下りだからスピードが出過ぎるくらいだ。ただ、連休中なので白山スーパー林道からの車が多い。途中2回の上りは降りて押したが、10kmを40分で車を置いた道の駅に到着。CC-レモンを飲み々々、残った行動食を食べ々々、デュプリケーターのテストで焼いたヴァレリア・オリヴェイラを聴きながら、中宮温泉に残してきた荷物を回収に向かった。
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juubee's おぼえがき © by juubee アドレス画像 作成 2008/10/14