2008/9/14〜15 プチ旅行も兼ねて
周辺散策半日 上り 2時間 下り40分 麓歩き1時間
若狭富士と呼ばれる美しい姿に憧れて長く念願の山だったが、とうとう行く機会を得た。3連休の後半2日。妻は運動会も絡んで身動きが取れないが、こちらはフリーである。プチ旅行も兼ねて出発。
約3時間で高浜に到着。今日は登らない。このあたりを回遊してテント泊だ。交通の便調査のためJR駅、登山口調査のため青少年旅行村を視察。登山口近くの中山寺は落ち着いたいい雰囲気。若狭と言えば海。海水浴の季節は終っているが、ダイビングや釣り、水上バイクなどで、道や駐車場は比較的混んでいた。行政上は北陸だが関西の文化圏なのだ。
音海の断崖。看板によると、断崖まで1.2km、灯台まで2km。靴は登山靴しか持ってこなかったので、サンダルで歩いた。立派で広いコンクリートの道がついている。20分で断崖に到着。ただの崖である。だが、高い。270mは日本一らしい。35mmの画角では収まらない(笑)。ついでなので灯台まで歩く。
戻って、海岸にテント設置。2〜3人用なので簡単だ。海水浴シーズンが終った長い砂浜にテントは3張りだけで、夏のなごりがまだ残っている。もう夕方に近いが子供達は海辺で遊んでいた。堤防の土手に腰掛けてそんな姿を見ていると、昔のこと、いまはもう終ってしまった子育ての日々を思い出して、ちょっとセンチメンタルになった。一人旅のせいかもしれない。久しぶりのテント泊で、あまり寝付けなかった。
明けて6時に起床。テントを撤収し、登山口には7時着。最初からそれなりの傾斜だが、最近の鍛錬×寝不足、で調子がいいのか悪いのかわからない(笑)。木々のため見晴らしはほとんどなく、途中の展望台で高浜方面を望むのみ。まあ、今日は曇っているので元々展望ははあまり望めない。
東峰に到着。ローカルな神社がある。西峰への尾根道は、さすが修験の山だけあって、奇岩が並んで梯子が多く、ちょっとてこずった。9時に西峰に到着。神社裏の大岩に登ったが、曇っていて展望がほとんどない。妻に電話をかける。今日はのんびりしているらしい。一瞬、北側の雲が切れて内浦湾が見えた。晴れの日にまた来よう(笑)。
まっすぐ下って松尾寺に10時30分着。これもなかなかのお寺。山麓の道をさっきの登山口まで道を尋ねながら歩く。集落近くのわずかな畑は猿除けの電線でガードされていたが、少し離れると真藤の蔓が繁茂して広い段々畑を塞いでいた。若者の姿は見られず、原発の送電線は遠くの山々の頂に延びていた。