PlextoolsProfessional の DAEエラーリカバリーオプションを試す
ここまで確認してきた?ように、訂正不能なエラーは実際にはめったにないので、あまり重要ではない気もしますが、PlextoolsProfessional に気になるオプションがあるので、試してみました。
Digital Audio Extraction の設定に「DAEエラーリカバリーオプション」なるものがあります。PTPのHELPでは左のように説明しています。
1はノーマルで、番号が大きくなるほど能力?が高そうです。リトライ数や速度ダウンの設定もあります。
方法
対象
メディア → 先にテストしたレンタル落ちCD6のトラック3
ドライブ → Premium、Premium2
ソフト → PlextoolsProfessional2.36
- CD6のトラック3は先のテストでバイナリ不一致が最も多かったトラックです。
測定方法
各オプションでリッピングしたWAVEのバイナリを比較します。比較元は先のテストと同様に別途購入した正常CDからリップしたWAVEです。比較にはefuさんのWaveCompare1.32を用います。
リトライ回数が指定できるオプション(3〜5)では、99回(最大です)にしています。
- 最初の画面で「オプション」の「エラー検出」にチェックしておかないと、このオプションは効きません。
- 他社製ドライブでもPlextoolsProfessionalでリッピングできるし、オプションも選択できますが、オプションの効果はないようです。設定しても後で見ると戻っちゃってます(笑)。
結果
Drive | 速度ダウン | DAEエラーリカバリオプション | ||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
Premium | 許可しない | 28 | 21 | 3 | 3 | 10 |
許可 | 75 | 23 | 0 | 0 | 0 | |
Premium2 | 許可しない | 18 | 18 | 0 | 0 | 0 |
許可 | 6 | 43 | 0 | 0 | 0 |
- 値はバラツキをある程度見込んで下さい。
- オプション1は速度ダウン許可ができませんから、同じ設定で2回行っただけです。
- 「許可しない」の1と2は結局同じ設定のはずです。
まとめ
- 効果あり、ですね。酷いCDの場合に試すと良さそうです。
- 複数回測定して平均を取るべきかもしれませんがご容赦下さい。ざくっと見るにはこれで十分かと思っています。
- 逆に、ノーマルのPTPではリトライや速度ダウンを行わないのか?という疑問も残りますが・・(笑)。
- ちなみに、PTPではありませんが、同じ対象を用いてiTunesで「エラー訂正」を試しましたが、効果はありませんでした(笑)。